「福島で自分が鴨ネギになった話」
学生の頃、男3人で福島の白河へ行った(3人のうちの1人が白河生まれだったので)。
田舎町の場末のバーへ入った。こぎれいなマダムが「よぐ来たな!客が全然来ないのよ!」
「あんたがたカモネギだ!」と言われた。そのものズバリである。
人生で「カモネギ」と呼ばれたのは、これが初めてであった。
3人の出した金は、このオバサンの1週間分くらいの食費となったのである。
まさに「カモネギ」である。
鴨ネギは「鴨がネギを背負ってくる」の意味。
何も知らないウブな男が、ズルい人間の餌食になることである。
「英語でも、duckはネガティブな意味で使われています」
dead duck 役に立たない物や人、役立たず
lame duck だめ人間、調子の悪い会社
sitting duck 恰好の標的、いい鴨
「鴨ネギの発音」
A duck came carrying green onions on its back.
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