英語 - 日本語から離れた存在?

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アメリカ国務省 U.S. Department of Stateのウェブサイトを見ると、その一機関である「アメリカ外交官養成局」Foreign Service Institute or FSI の機能について以下のような記述があります:

The mission of the Foreign Service Institute (FSI) is to deliver world-class diplomatic training and
provide the career-long learning opportunities that U.S. government foreign affairs professionals
need in order to excel in today’s global arena, advance U.S. foreign policy and deliver on behalf of the American people.

FSIの使命は、アメリカ政府の外交関連業務に従事する職員に最高レベルの訓練と、永続的な学習機会を提供することである)

 

FSIは、その教育経験に基づき各言語の習得時間を公表しています。

カテゴリー英語に類似している言語 600750時間
      フランス語、イタリア語、スペイン語、スェーデン語など
カテゴリーカテゴリー1の言語ほど類似していない言語 900時間
               ドイツ語、ハイチ語、インドネシア語、マレー語など
カテゴリー3  英語とは言語的、文化的に異なる言語 1,100時間
      アルバニア語、ビルマ語、エストニア語、ヒンディ語
      リトアニア語、ネパール語、スロベニア語など
カテゴリー4  英語を母国語とする者には一番困難な言語 2,200時間
      アラビア語、中国語、日本語、韓国語

日本語はカテゴリー4で、super-hard language 超難関言語に分類されています。
英語を母国語とする人が日本語の知識ゼロの状態から、
日本語を仕事で使えるレベルになるまでに必要な学習時間を2,200時間としているのです。

アメリカ人でも最高クラスの頭脳を持ち、外務省の職員になれるような人でも2,200時間かかる、
のだから日本人が英語を使いこなすには3,000から5,000時間かかると見たほうが良いでしょう。
会話ばかり勉強すると、内容の無い”薄っぺら”になり、文法をやり過ぎると”堅物”になり、
発音ばかり勉強してもマスクが必要な”つばき飛ばし”になり、そうですが、
短気を起こさず、学習を続けるのが得策です。

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